頭痛での漢方薬について


呉茱萸湯」(ごしゅゆとう)ですが、ミカン科の果実である「呉茱萸」が胃を温め、吐き気を伴う片頭痛の人に有効といわれています。また頭痛以外では、肩コリ、生理痛など単独の症状にも有効な場合があるといわれています。

桂枝人参湯」(けいしにんじんとう)は、人参湯に発散作用のある「桂皮」を加えたもので、気圧変動に伴う片頭痛のほか、体力のあまりない人の胃腸機能を高める効果があります。甘草が一包に1g含まれており、血圧上昇低カリウム血症浮腫などの副作用を避けるため一日2包から始めることをおすすめするといわれています。

釣藤散」(ちょうとうさん)は、中年比較的体力がある人の慢性頭痛に効果があるとされ、筋弛緩作用があるため、緊張型頭痛によく用いられるといわれています。特に、朝方に起こる頭痛・頭重感によいとされています。慢性的なめまい肩コリのある人の神経症などの症状も改善します。

ドラッグストアでよく見かける「葛根湯」(かっこんとう)は「葛根」を主薬とした7種類の生薬が配合されています。よく知られているのは、体を温めてひきはじめの風邪を治そうとする麻黄(主成分はエフェドリン)の効果です。葛根には筋弛緩作用があるため、慢性頭痛、なかでも緊張型頭痛を治療する際に処方されています。

五苓散」(ごれいさん)も、「桂枝人参湯」と同じく天気の変動によって引き起こされる頭痛に効果的です。それ以外にも、お酒を飲みすぎて引き起こされる吐き気や頭痛乗り物酔いといった、体内の水分バランスが乱れることで起こる症状にも有効といわれています。

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