片頭痛は、血管の拡張と脈の促進が原因で引き起こされます。
頭の血管が拡張する!
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血管と、その周りに巻きついている三叉神経の隙間がなくなる!
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血管が脈打つと、三叉神経が引っ張られる!
※脈が早ければ早いほど勢いよく引っ張られる!
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『拍動性の頭痛』=片頭痛!!
日常的にある片頭痛になる「きっかけ」とは?
低気圧(雨の日):
1.低気圧の時は、空気中の酸素濃度が下がるため、身体が酸素を吸収しようとして、血管が拡張するので片頭痛が出やすい。
2.低気圧になり身体にかかる圧力が低くなると身体の組織が拡張します。→女性に多いむくみになります。すると頭の血管も拡張してしまい神経に圧迫をかけて片頭痛になってしまいます。(ポテトチップスの袋を登山に持って行くと気圧の低い山頂で袋がパンパンに膨れる状態に似ています。)
強い日差し:
強い光を浴びたり、頭や身体が温まることで血管が広がる。(だから片頭痛の時は入浴もよくない)
サングラスをかける・帽子をかぶる、日傘をさす、などで対策する。
運動:
運動によって身体が温まると、血管が広がる。さらに心拍数も増えるので、勢いよく血液が血管に流れ込み、強い痛みが出やすくなる。
アルコール:
お酒は脈を早くするので片頭痛を起こしやすい。「ポリフェノール」には血管を拡張させる働きがある。(赤ワインやチョコレートに多く含む)
特に赤ワインに入っている「チラミン」という物質は一度血管を収縮させ、その後急激に元に戻るので血管を広げやすい。
玉ねぎ、柑橘類、ワインと相性のいいチーズやチョコにも同じ物質が入っている。
生理:
生理中は「エストロゲン」という卵胞ホルモンが減少し、それに伴って「セロトニン」(血管を収縮する作用がある脳内物質)も減少するため、血管が拡張するから片頭痛が起きやすい。
低血糖:
血糖が下がると糖分を欲して血管が拡張するので、片頭痛が起きやすい。ちょっとした糖分をとっておくほうがいいですね。
寝すぎ:
規則正しい生活をしないと血管が広がりやすくなるうえ、休日は心身のストレスから開放されていつも以上に血管が広がることがあります。「休日の寝だめ」は、片頭痛を起こす可能性が高くなるので注意!
また、「昼寝」も長くとりすぎると頭痛を引き起こしやすくなる。
脳が一度熟睡モードに入ると、血管が広がって心拍数もゆるやかになります。昼寝から目覚めてすぐに活動すると、血管が広がった状態のまま心拍数が元に戻るので、痛みを引き起こしやすくなります。昼寝は30分以内に止めるようにしましょう!
さらに、神経が過敏な方は「光・音・におい」によっても、神経が刺激されて血管が広がり、片頭痛になることがあります。特に蛍光灯の白い光は刺激になりやすいので、頭が痛くなりやすい方はお家の照明をやわらかな暖色系にしてみるのもオススメ!
部屋を暗くして静かにすることと、酸素をいっぱい吸うこと。調子が悪い時って生あくびが出るじゃないですか。あれは、体が本能的に酸素を欲しているからなんです。酸素をとると血管が狭くなって、楽になるんです。
痛みが出た時は、首の真後ろを冷やすといいです。そこに片頭痛の出口があるといわれていて、痛みがひどいとそこが硬くなるんです。この場所を冷やすと、楽になりますよ!
血管のむくみを抑える成分『マグネシウム』が入っている食品もいいといわれています。(マグネシウム不足になると体内の神経伝達物質の放出と血管の収縮に影響)
大豆、ひじき、ごま、アーモンド、納豆、玄米、ほうれん草など、藻類・魚介類・精製されていない穀類・野菜などの植物性食品や豆類に多く含まれています。
「亜硝酸化合物」を含むベーコンやソーセージ
「グルタミン酸ナトリウム」(うま味調味料)を多く含むカップ麺やスナック菓子も片頭痛の原因になり得るみたいです。